墓所のリノベーション!(既存樹木の伐採抜根・竹垣施工他)@中野区

query_builder 2024/06/02
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こんばんは!Greenworksひなたとみどりの萬でございます。

今回は墓所のリノベーションのご紹介です。


画像を見て、どこかで見たような・・・と思われる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
そうです。竹垣は上野教授と忠犬ハチ公が眠るお墓の竹垣(四ツ目垣)をかなり参考にいたしました。

まずは最初の画像を見てください!相当うっそうとした木々の中に、お墓があった!という感じでした。

ご依頼いただいた方のご先祖様がお眠りのようですが、お父様は飛行機を見るのがお好きだったとのこと。
樹々の管理にも相当手を焼かれていたようで、当初は伐採抜根のご依頼でした。石柱で囲むこともお考えのようでしたが、竹垣と防草シート施工・砂利敷をご提案させていただきました。

伐採は古いドウダンツツジが7~8本と、大きめのシキミが2本ほどあり、かいくぐってお墓にたどり着く、といった感じでした。まずはこれらの木の伐採抜根ですが、どの木も古く、抜根は特にてこずりました。

なんとか1日かけて抜根し、整地して余分な残土を排出します。表土にもかなりの根っこがあり、残土出しにも時間がかかりました・・・

支柱を全部で9本立て、防草シートを敷いた後、竹垣作成、砂利敷に映ります。

今回の四ツ目垣ですが、デザインとしてご提案させていただいたのが、前述の上野教授のお墓でした。通常の四ツ目垣は胴縁(横桟になっている竹)の表裏交互に立子(地面に垂直に配置してある竹)を配します。複数本ある胴縁のどこかに、「からげ結び」という棕櫚縄結束を施して、立子がずれないように固定させるのですが、そのためには表裏交互に立子を配する必要があるからです。

しかしながら、あまり墓所は広くないところが殆どですので、全ての面で表裏交互に立子を配置するのは難しいところが多いのではないかと思います。

そんなこともあり、今回は胴縁の表もしくは裏側一面に立子を並べるデザインにしました。そうすると「からげ結び」ができないため、全ての胴縁との結束を「男結び」という結束で縛る必要があるのですが、これがなかなか大変でした・・・

「からげ結び」での立子固定がよく考えられたものなのだな・・・と勉強になりました。「男結び」だけの結束は仕上がりはとてもきれいなのですが、「からげ結び」の固定安定性にはかなわないと思います(私の腕が悪いのでしょうね)。

四ツ目垣を作り終え、竹が余ったので、白砂利の見切りも作成しました。

お客様には、大変お喜びいただけ、また、私も学びの多い現場でした!

お父様もきっと喜んでくれる!かな・・?


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Greenworks ひなたとみどり

住所:東京都昭島市美堀町1-22-3

電話番号:090-5515-7285

代表 萬 知浩 / 一級造園技能士(第21-1-062-13-0009号)


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